ビットコインのボラティリティが復活する日はいつになるのか

       
ビットコインのボラティリティが復活する日はいつになるのか
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前回(2018/10/01)のテクニカル分析はこちらからどうぞ
ビットコインのテクニカル分析 ついに200MAがトレテン!?

さて、前回は一目均衡表の雲を抜けるか否かを分析したのですが、現在までに雲のネジレを抜けるような動きはありません。では今後はどうなっていくのでしょうか。

ボラティリティが殆ど無くなったビットコイン

以下はBTC/JPYの日足チャートとなります。
去年の12月頃から現在までの値動きを確認します。 ※赤線は200MAです。

見ての通り、ボラティリティは殆ど無くなってしまっています。最大でも10,000円程度($100程度)の動きがあれば大きく動いたと思えるぐらいのボラティリティとなってしまいました。
これは、多くのトレーダーが散々指摘しているディセンディングトライアングルの終わりが見えている影響だと思います。何かの拍子に動き始めたら一気に上下に吹っ飛ぶ可能性が高いため特にBTC-FXなどを触っている方はロスカットに注意が必要でしょう。

株価の推移に注意

ところで、私含めて株を本業としている人間にとって、最近の株価の推移は非常に驚いています。
日経平均は24,000円台から一気に3,000円以上の下げ。
アメリカでは、ダウ平均株価も恐ろしく下げており(ダウ平均600ドル安、ナスダックは調整局面入り)まさに世界同時株安の様相です。

有事の円買い(世界的にリスクが発生したら安全とされる日本円を買う行為の事)と言われている日本円も遅まきながら反応を示しており、徐々に円高が進行しています。

余談ですがこの「有事の円買い」日本に北朝鮮からミサイルが飛んできた時も発生している程、強い現象です。Jアラートが鳴った瞬間にポーンと円高になっています。仮に日本にミサイルが着弾したら大変な事になりますし、そうでなくとも凄い緊張状態になります。現に当時は本当に緊張感ありましたよね。そんな時でも円が買われるという事は普通はあり得ないのですが実際に円が買われました。これ、理屈では考えられないのですが「何か世界的なリスクが発生したら皆が円を買うから円を買わざるを得ない」という事から発生した現象なのでは無いかと私は考えています。

アメリカの中間選挙が終わるまでは株価もボラティリティが高くなり、上下に振れると予想されていますが、とはいえこのまま株価が際限無く下がるという事はほぼ無いだろうというのが市場関係者の大方の予想です。ですが、このまま株が崩れたら仮想通貨にも延焼する可能性が高いため、注視しておく必要があるでしょう。

ちなみに、リスクオフ時に強いと言われている「金」の価格は、夏ぐらいからじわじわ上がってきています。
ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれる事もありますが、仮に世界の株式市場が崩壊したらどうなるでしょうか。
ビットコインはリスク資産とみるべきなので全力で売られる可能性もありますが、もちろん上がる可能性も秘めています。可能性は五分五分でしょうか。

ビットコインにボラティリティが戻ってくる日はいつか

ここで、先ほどのBTC/JPYの日足を改めて確認します。

前回の分析で指摘した通り、200MAは水平になりつつあります。しかし仮にこのまま現物価格に変化が無いまま日数だけが経過すると再び200MAが下を向き始めます。出来れば水平な今200MAを上抜ける必要があるのですがそれは実現しそうにありませんね。

となるといつボラティリティが復活するのかですが、それは本当に分からないです。
市場というのは参加者の期待を裏切る事が多々あります。つまり、ボラティリティが縮小して殆ど動かなくなった現状を近いうちに打破されると考えている人が多い場合、それは裏切られる事があるという事です。

また、この後一気に上抜けする事を予想する人が多い場合(仮想通貨は年末に上昇しやすいというアノマリーを信じている人は多いはずです)それも裏切られるという事です。

最悪なパターンは、この後ジワジワと真綿で首を締めるように価格が下がっていく事でしょう。そうなって欲しくないとは思っていますが。

実は株価のこれだけ大きい変動にもかかわらず、ビットコインは全く動いていないのは関係者の間でも話題にはなっています。株の方で忙しすぎて仮想通貨を見ている暇が無いというのが実情なのですが、ビットコインの今後の動きは改めて考えていく予定です。

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