犬のお医者さんによる2018年4-6月のICO振り返り リターンはマイナス55%という厳しい現実

       
犬のお医者さんによる2018年4-6月のICO振り返り リターンはマイナス55%という厳しい現実
公開日: 更新日:

※Ryu氏は海外の資料をベースに解説しているため、金額の話が出てくる時は常にドルベースとなります。ドルベースですと日本人にとって分かりづらい場合もあると思いますので、適宜、円ベースでいくらになるかの注釈を入れます。また、一部英語表現がありますので、これも分かりにくいと思われる所は適宜和訳を入れます。


fund raiseした : プロジェクトのためのお金を集める事。

$8B : 80億ドル。1ドル110円とすると、8800億円。

2018/8/20現在、Bitcoin Cashの時価総額は約94億ドル。


$100,000 : 約1,100万円



working productがある : そのままの意味ですが、製品があるという意味。この資料を作成したグループが定義しているので、正確にどの段階であるのかは不明です。ビジネスとして経営出来ているという意味なので、その製品自体で会社が成り立っている=収益が発生していると理解して良いと思います。


※$4.5M : 約5億円


DApps : 分散型アプリケーションの事。何をDAppsと呼ぶかは資料によって異なる事がある。ビットコイン自体もDAppsであるとされる。ここでは、仮想通貨そのものではなく、ブロックチェーン上に実装されるゲーム等のアプリケーションやIDEXと呼ばれる分散型取引所などをイメージしておけば良いと思います。

soft capに到達 : ICOで資金を集める際、最低限到達すべき金額の事。運営側がICOを行う前に設定する。まともな運営ならば、もしICOを実施してソフトキャップに到達しなかった場合は集めた資金は全て投資家に返金する。ちなみに、上限に到達した場合は「hard capに到達した」という。

$500K : 5,500万円

figreがある : 図があるという意味。

SNSもウェブサイトも閉鎖している : 簡単に言えばICOで集めた金を持って夜逃げしたという意味です。過去には、ICO直後にウェブサイトが全て消去されて「penis」と書いて逃げた人達もいます。(参考サイト


$0.5-1M : 約5,500万円~1億1000万円


Q2 : 4月~6月の事。なおQ1は1月~3月、Q2は4月~6月、Q3は7月~8月、Q4は9月~12月の事。

日本の場合4月始まりの場合が多いので日本でQ2と言うと7月~9月の事を示す場合が多い。(会社の決算期による)



service token、security token、utility token : それぞれの定義は一つ前のツイートで書かれています。この分類はあまり重要では無さそうなので、ざっくり「サービス系」、「セキュリティ系」「ユーティリティ(便利)系」ぐらいの認識で良いと思います。



$5M : 約5.5億円


MVP : Minimum Viable Product の略。日本語では最小限の製品と言います。とは言ってもイメージしづらいかと思いますので、Henrik Kniberg氏が作成したイラストを引用します。車を作ろうと思っても、イラストの上段のようには車は作れません。そこでMVPの考え方をしようと言う訳です。

Making sense of MVP (Minimum Viable Product) – and why I prefer Earliest Testable/Usable/Lovableより引用しました。

下段のイラスト、車を作る為にまずスケートボードを作りました。さあ皆さん投資してくださいなんて言われても笑っちゃいますよね。しかしMVP以下というのは「それすら無い段階でICOをしている」という事なのです。アイデアだけの(例えばホワイトペーパーしかない)段階のICOに参加するのがいかに無謀かが分かります。



ROI : Return On Investmentの略。投資額に対してどれだけ利益を生み出せるかの比率。ROIが高いほど投資効率が高く、有利な投資という事です。


$5B : 約5,500億円

$43M : 約47億円




pump : 上場時に一気に価格が騰がってその後下がる事を指しています。また、不当に価格を操作する場合もpumpしたと言います。例えば、一気に価格を釣り上げてまだまだ価格が騰がると思った人達が飛びついた所で売り払って利益を出すような行為です。



private sale : ICOを実施する前に投資家にトークンを販売する事をプライベートセールと呼びます。ICOよりも安く購入出来る場合が多いです。

ICOは一時大流行しましたが、有力なトークンの場合はICOを実施する前の段階であるプライベートセールで売り切れる事も多々ありました。今現在、ICOを実施するという事は、プライベートセールで売り切れなかった不人気の通貨と捉える事も出来ます。(予めプライベートセールで販売する割合、ICOで販売する割合などを設定する事も多いので、ICOを行うから一律に不人気と考えるべきではありません)

しかし、このプライベートセールを逆手に取って「数少ない人間しかプライベートセールに参加出来なかったトークンを購入するチャンスです」などと言い、とんでも無い高値で販売するような人(つまり詐欺まがいの行為をしている)も居るので気を付けましょう。

参考リンク:AAA評価のオーキッドプロトコル($OCT)にあの泉忠司氏が参戦し100倍や1000倍どころじゃない「新利根川方式」でトークン販売 その無茶苦茶な手法に犬のお医者さんマジギレ

seed : プライベートセールと似たような物なのですが、private saleよりも前に購入する事をseedと呼びます。当然、プライベートセールよりも更に安価に購入出来ます。この段階で有力なトークンを入手出来れば、まず間違いなく高い利益が発生するでしょう。

しかし有力なトークンの場合個人では参加不可能だと考えた方が良いです。何かしらの強力なコネクションや、フォロワー数が非常に多いインフルエンサーであれば購入が可能なのかもしれません。


open-source : プログラムのコードが公開されている事。オープンソース。ソースコードを確認する事で開発力を確認する事が出来るため、ICO参加の一つの判断材料となる。

closed-source : 上記とは逆に非公開にする事。何かしらの事情があって非公開にしているなら、その理由を確認して置いたほうが良いと思います。



小さい個人capのためにクイズ解いたり : プライベートセールなどに参加する際、その通貨の理解度を確認されたり、その通貨の認知度を向上するために出来る事を書かされたりする事があります。また身分証明を求められる事もあります。当然全て英語で書かなくてはなりません。それらをクリアしても「小さい個人cap」つまり購入出来る上限は0.5ETH分だったりします。

そこまでの労力を割いてまで数万円のトークンを手に入れても利益はわずかしか取れないので、今現在の状況でICOに参加するうまみが減っているという意味でしょう。


ICO(イニシャルコインオファリング)カテゴリの最新記事