Contents
Binance Labsとは
Binance Labsとは、世界No1の取引所であるBinanceが運営している投資会社です。2018年の4月に設立されたようです。
運用資金は約1,100億円規模を予定しており、仮想通貨に特化したファンドとしては圧倒的な規模を誇っています。
将来的に20社前後に投資するとしていますが、現在の所は7社に投資を行った事が発表されています。
Binance LabsのトップZlla Zhang氏について
Binance LabsのトップであるZlla Zhang氏(エラ・チャン氏)は以下のような声明を発表しています。
I just published “Binance Labs — Why? What? How?” https://t.co/eIBuzLUBj3
— Ella Zhang (@ellazhang516) 2018年5月22日
また、以下のような経歴の持ち主です。
Introducing Ella Zhang, Head of Binance Labs. Ella holds an MBA from Stanford GSB. She was the youngest director of KPCB, worked at Google, Tencent, UTStarcom in sales, marketing & engineering roles, and cofounded XiaoduoAI, whose NLP chatbot serves 3,000 clients including Taobao pic.twitter.com/fwVyvFNyXY
— Binance (@binance) 2018年5月20日
※Zlla Zhang氏は、Googleに在籍した事もあり、またStanford GSB(スタンフォード大学のビジネスクラス)のMBAを取得済みなど、素晴らしい経歴の持ち主です。
Binance Labsの投資先一覧
現在投資している7社は以下の通りです。
- OASISLABS (未上場)
- MobileCoin (未上場)
- Republic (未上場)
- CERTIK (未上場)
- PIVOT (未上場)
- CRED(旧 Libra Credit) (上場済み)
- contentos (未上場)
こうしてみると、殆どが上場していませんね。今年の初めの頃を振り返ると、よくあるICOの手順は
1.ウェブサイトを公開
2.ホワイトペーパーを公開
3.プレプロダクトを公開
上記を手順を踏んで、ICOによる資金調達を実施するチームが多かったように思います。しかし、最近は上記の7つのプロジェクトをはじめ、多くのプロジェクトがベンチャーキャピタルやファンドなどから資金を調達し、それを活動資金にしているのでICOを行わないケースが増えています。(もちろん、ICOを行ったから駄目という訳ではありません。有力な銘柄も多数あります。)
例えばOASISLABSはBinance Labsなどから50億円を調達済みです。これだけあれば当面の活動資金を賄うのには十分でしょう。
ICOを行わずとも資金を確保出来るというのは、ICOをしないと資金を集める事が出来ないチームとはスタート地点が大きな差があると思います。
CRED($LBA)の価格推移(チャート)
唯一取引所に上場しているCRED($LBA)のチャートを確認します。
当初は期待値から非常に買われましたが、その後下がり続けています。
ICODropsによると、USD建てで0.36倍、ETH建てで1.20倍、BTC建てで0.56倍となっています。ETH以外ではICO割れとなっている状態ですね。
Binance Labsからの投資が発表されて後も下げ続け居ますが、最近は底を打ったかのような動きをしていてそろそろ入っても良さそうな感じです。恐らくテクニカル分析すると反転シグナルが沢山出ているはずです。
CRED($LBA)はBinanceには上場していません
Binance Labsから投資を受けているのにBinanceに上場していないのはなぜかと思うかもしれません。
CRED($LBA)はBinanceに上場するための投票で3位となりましたが、投票に関して不正を行ったという事で失格となってしまいました。
今回のバイナンス投票結果👇 pic.twitter.com/1bNQH7OWzj
— DEG (@DEG_2020) 2018年7月31日
$LBA
Binance Labと提携まで組んで不正扱いで失格😑
Binance上場は9月ローンチ時の1週間前頃と予想😗 https://t.co/1V6xONeJkX— 通貨暗号ROM (@kyama930) 2018年7月31日
この時は結局1位~3位までが失格となり、4位の$POLYがBinanceに上場しました。
なお$POLYは当サイトでも記事にしていますので参考にしてください。
◆Polymath($POLY)によるSTOとは何か。いよいよ開始されるSTOでETHのICOブームは終焉か
◆ICO戦士のROM氏 PolymathのSTOを全てパス 未だSTO投資は時期尚早か
まとめ/所感
初心者が草コインの購入をする時、自分で情報を探して本当に良い情報にたどり着くのはほぼ不可能です。
現に、日本のインフルエンサー多数推奨していたTRIGは取引所から削除され、価格は最高値から-99%という状態になっています。Twitterでフォロワーが多い人の場合「報酬を渡すので〇〇という仮想通貨を宣伝して下さい」という形で連絡が来る事があるようです。つまりお金を受け取れば、良いように記事を書いたりTwitterで煽るという事がまかり通っているのです。
◆アフィリエイト報酬50%と500億円調達で話題のWOWBIT($WWB) いきなりICO価格割れ&出資していたOKWAVEの株価は3日連続ストップ安へ
このような状況の中で本当に良い仮想通貨に辿り着くためには、Binance Labsが投資しているような銘柄に目を向ける事が重要です。もちろん、あまりにも多額の投資を受けている場合、本当にそのトークン/コインを買って良いのかは一考する必要がありますが、少なくとも詐欺的な草コインを買ってしまう危険性はほぼありません。
現在の所はCRED($LBA)ぐらいしか買う事は出来ませんが、是非ポートフォリオに組み込んでみてください。現在は価格が低迷していますが、長期的には非常に期待が持てる通貨だと思います。