海外投資家に聞いたビットコインのセリクラが今後起こりえないこれだけの理由

       
海外投資家に聞いたビットコインのセリクラが今後起こりえないこれだけの理由
公開日:

ビットコインは上にも下にもいかず、ボラが無くなっていく相場が相変わらず継続しています。

良いニュースにも悪いニュースにも反応それほどせず、年末に騰がるだろうという楽観論も薄らいできている印象です。

BTC/JPY 日足チャート ※黄色線は200MA

最近は「一度セリクラが来てその後再びビットコインは最高値を目指すだろう」という意見が目立っているように思います。

本当にセリクラは起こるのでしょうか。海外の投資家から聞き、私も納得した説明を記事にします。

ビットコインのせリクラとは具体的にいくらか

セリクラとは、簡単に言うと大暴落が起きるという事です。詳細はiFinanceの解説ページを参照してください。

セリクラは、「セリング・クライマックス(Selling climax)」の略で、中長期的な下落相場の最終段階において、取引参加者の大半が弱気一色となって大量の売り注文をマーケット(市場)に出し、相場が急落するような局面(状況)のことをいいます。

iFinance セリクラ解説ページより一部引用

では、ビットコインのセリクラとは一体1BTCが何円になった事指すのでしょうか。

悲観的な意見では、最大でおよそ$3500、約40万円程度。概ね50万円まで下がるだろうという意見が多いように思います。

しかし考えてみれば、ビットコインの価格は既に最高値の約220万円から70万円まで下げています。これが50万円になったら「セリクラが発生した」というのは少々おかしな話のように思いませんか。

1年前、2017年9月のビットコイン価格は40万円台でした。現在のビットコインの価格はそれよりも30万円も高いのです。例え40万円まで下げたとしても、1年前の価格に戻っただけです。

かつて発生した金融危機(リーマンショック)でも、日経平均株価が約5,000円も下げた後もしばらく上がったり下がったりしましたが、その多少の上下をセリクラと呼ぶ人はいないと思います。

この後ビットコインが10万円を切るような事が起こればセリクラと呼んでも良いのかもしれませんが、それを予測している人は居ないでしょう。

セリクラを起こしたい理由

では、セリクラが起こると予測している人はなぜそのように予測するのでしょうか。

大きな理由としては、需給状況の改善が起こらなければビットコイン価格の上場が望めないと考えているからでしょう。

長い間このようなレンジ相場を続けていくと、わだかまりが出来てしまって簡単に上抜け出来ません。ディセンディングトライアングル、ペナント、三角持ち合いなど色々と呼び方はありますが、どれも似たような事を指しています。このあたりで買った人がビットコインの将来を悲観して投げ売れば、身軽になったビットコイン価格が騰がりやすいだろうという予測です。

可能性としては、機関投資家がSQの清算日近辺に先物で売り仕掛けをして大儲けを狙うのも無い事は無いですが、あまりにリスクが高い為ほぼそれは考えなくて良いと思います。

 

ちなみに、ビットコインの現状考えられる最高レベルの好材料がSECによるビットコインのETFの承認だと思います。承認されれば十分にレンジブレイクをする力がある材料だと思いますが、「大口が安く買いたたく為にその前にセリクラを発生させて価格を押し下げるだろう」という、陰謀論めいた言説があるもの覚えておくと良いかもしれません。

また、個人レベルの意見では、ビットコインの価格が将来的に上がるだろうと予想したうえで、今の価格帯では買いたくない。安く買いたいからセリクラが起きないかな、という希望的な意見もあるようです。

70万円から50万円までの下落でも、一斉に売り注文が集中し、それをほぼ全て長期投資で運用する機関などが吸収してしまえば、上値が軽くなるため、セリクラと言っても良いのかもしれませんが……。

いづれにせよ、ビットコインの価格が上昇する事を前提に予測を組み立てており、ビットコインなどの仮想通貨がこのまま無価値になると考えている人は少数派のように思います。

ビットコインバブルの崩壊をピタリと予言した海外投資家が弱気な態度を転換

2017年にビットコイン価格が上昇する予想と、その後のビットコインバブル崩壊を予想し、その両方をピタリと的中させたPeter L. Brandt氏は、つい最近まで仮想通貨の短期的な見通しについて悲観的な予想をしていました。

※米在住、適格投資家のRYU氏による解説

そのPeter L. Brandt氏が弱気な態度を転換、ビットコイン価格は現在価格近辺が底であると受け止めれるツイートをしています。

これまで精度良く予想している投資家までもがビットコインの弱気相場の終焉が近いと予想し始めています。当サイトのビットコインのテクニカル分析では主に200MAについて解説していますが、その200MAと現物価格の差もどんどんと詰まってきています。私の知識では、三角持ち合いを抜けた先に上か下かどちらに飛ぶのか予測をするのは困難ですが、夜明けが近いと考えても良いのでは無いかと思います。

アルトコインの突発的な上昇は雰囲気の転換?

最近、リップルが急に100%以上の伸びを見せたり、タイムリーな所では本日ビットコインキャッシュが急上昇をみせています。

XRP/USD 4時間足BCH/USD 4時間足

このようなアルトコインの上昇は、ビットコイン価格、仮想通貨全体までに影響が波及していませんが、一時の悲観的な流れから徐々に雰囲気が変わってきているように思います。

このような時にこそセリクラが起きやすいという天邪鬼な予想を立てている人も居ますが、例えセリクラが発生したとしてもBTCが50万円。現物による長期投資というスタイルを崩さなければ何という事もありません。

私もそろそろ取引所へ入金し、フィアットを追加投入する準備を始めようと思います。

Bitcoin(ビットコイン)カテゴリの最新記事