ビットコインの年末チャートを過去5年分 2013年から2017年まで確認
ビットコインはよく「年末に爆上げする」と言われます。
これは恐らくアノマリーですし、ビットコインは誕生以来成長を続けているため、どこを切り取っても強いのは確かです。とはいえ、年末に価格が騰がりやすいのは間違いありません。
2018年の年末がどうなるか、各年の10月1日の価格と12月31日の価格の推移を過去のチャートを振り返りながら考えていきます。
※データはCoinMarketCapのBTC/USDチャートより
※円は1ドル110円で計算
年 | 10月1日のビットコイン価格
時価総額 |
12月31日のビットコイン価格
時価総額 |
上昇率 |
2013年 | $132(14,520円)
$1,562,273,830 |
$756(83,160円)
$9,217,167,990 |
472%
490% |
2014年 | $387(42,570円)
$5,165,060,535 |
$310(34,100円)
$4,247,060,094 |
-19.9%
-21.6% |
2015年 | $236(25,960円)
$3,462,804,090 |
$427(46,970円)
$6,424,474,413 |
80.9%
85.5% |
2016年 | $609(66,990円)
$9,696,282,844 |
$961(105,710円)
$15,450,507,054 |
57.8%
59.3% |
2017年 | $4,341(477,510円)
$72,047,265,153 |
$12,952(1,424,720円)
$217,239,803,085 |
198%
201% |
下落基調の2014年は年末でも上がらなかった
ご存知の通り、2014年は年間を通してビットコインが下落基調だった年です。この年は年末でも価格を上げる事が出来ず、逆に20%程度価格が下落しています。
注目すべきはその前年の2013年で、10月から12月だけでも470%も上昇しています。2014年はその反動で大きく下げてしまい、回復するのに1年以上かかっています。(※2013年に瞬間的に付けた$1,000を再び上回るのは3年後の2017年になってから)
2018年の年末のビットコイン価格は
2017年は、10月から12月にかけて198%も上昇した年です。
つまり2018年はその2017年の反動で厳しい価格の推移になるという予測も出来ます。しかしこの予測はファンダメンタルズやテクニカルを全て無視した考え方で根拠に乏しいと言わざるを得ません。
重要な事は「年末になれば何でもかんでも騰がるからそれまでガチホ」という風に安易に考えず、あらゆる可能性を考えてトレードをする事でしょう。
引き続き年末相場に注意
下記はBTC/JPYの日足チャートです。
Twitterなどでも様々な方が度々指摘しているこの三角形、ディセンディングトライアングルと呼ばれているものです。(三角形の引き方は色々ありますが、今回の図は私が適当にフリーハンドでひいてますので細かい所は気にしないでください)
この形は三角形から抜けた途端に上にも下にも値が飛ぶと言われています。多くの方が年内に線が交わるような形でトライアングルを描いていますので、12月ごろまでに上か下のどちらかに抜ける可能性が高く、価格の変動が激しくなる可能性があります。
そして黄色で引いた200MA(200日移動平均線)に相変わらず頭を抑えられている状況も変わりませんが、これも年内に現在価格に接近すると思われます。200MAの観点からも、年内に何かしらの相場変動があってもおかしくない事を示しており、引き続き年末相場には注意が必要だと思われます。